トラベラーズチェックを換金する

いきなりですが、「トラベラーズチェック」って、ご存じですか？

今から３０年も前、まだ日本の若者たちのクレジットカードの所有率が高くなかった頃、海外に行く際に安心に持ち運べる紙幣が、このトラベラーズチェックでした。（海外旅行者向けの小切手とも言われていました）が！今は廃止になり、新規には発行されていません。

しかし、私のように「海外旅行の際には、お世話になった！」「（上の写真を見て）懐かしい～」という人も、このブログの読者には多いのではないでしょうか？

旅行先の国の通貨で発行されたトラベラーズチェックを持っていけば、サイン１つで支払いが出来、基本、現金と同じ扱いなので、おつりももらえました。あらかじめサインをした本人しか使えないので、万が一、盗難にあったり、紛失しても現金と違い、払い戻しが可能。（店によっては、本人確認のために身分証明書を提示していたことも思い出されます）

いうなれば保険付きの現金が、このトラベラーズチェックでした。

使い残したトラベラーズチェック

実は、再ブームなんです！というのは冗談で、今、必死こいて家の中の不用品を処分、いわゆる断捨離をしているのですが、その中で見つけてしまったのです。それが上記の写真！（←未だに現存する実物写真を提供！

実はまだ使い切ってない、そして既にほとんどの店頭では利用できないトラベラーズチェックが手元に残っているのは知っていたのです。おととしぐらいに、自分が使っている銀行の窓口へ持っていったら、「うちでは換金できないから、アメックスへ連絡して」と言われたまま、するのが面倒でそのまま放置して忘れていたんです。

ただいま金欠なこともあり、やっと重い腰をあげて、なんとかしなければと調べてわかったことを同じ「うっかりまだトラベラーズチェック持っているよ」仲間のために書きますね。

トラベラーズチェックのオンラインでの換金方法

私と同じように、もしもご自分の銀行で換金できないと言われたら、アメックスのサイト（英語）をクリックしてください。

①画面下の「Redeem Online」をクリック。

②１８歳以上であること、購入者（サインした）本人であること、今回の換金がUS$1,000以下であること、換金したい通貨が、USD, CAD, AUD, GBP, EUR or JPY.であることを確認したら、左下の□（四角）に、チェック（V）を入れて、最後に一番下にある「 Get Started」を押して、次に進みます。（下の画面の緑の矢印と、青の矢印）

③持っているトラベラーズチェックの情報を入力

④最後に名前などの個人情報を入力するページで、カナダでの身分証明書（免許証番号など）を訊かれます。

更にお金の受け取り方法も訊かれ、１）銀行振り込み、２）小切手が選べます。但し、自分の希望の通貨に対応していない支払い方法は選べないようになっていました。

私はカナダドルの小切手にしようと思ったところ、カナダドルが出てこなかったため、カナダドルでの銀行振り込みを選び、手続き終了。

手続きが終わると、自分が入力したメールアドレスにリクエストを受付ましたというメールが届きます。

日本でトラベラーズチェックを換金する方法

残念ながら、私が調べたところ日本では上記のようなオンラインの換金サイトがないようです。そのため、日本在住の方で換金をしたい方は、「お客様サービスセンター」へお電話でお問い合わせくださいとありました。

フリーダイアル: 0120-779-656 （通話料無料／9:00-17:30／日曜休）

注意：上記の時間外でも電話は通じるようですが、英語での対応になることがあるようなのでご注意ください。

2017年に日本へ行った際に、さくら銀行（今の三井住友銀行）の日本円建てのトラベラーズチェックが残っていたので、銀行の窓口へ行ったら、滅多にない作業らしく、少し確認やらで時間と手間を取らせてしまいましたが、無事に現金に換えることができました。銀行発行のトラベラーズチェックをまだお持ちの方は、まずは窓口で尋ねてみることをお勧めします。

トラベラーズチェックの換金の結末

ただいま私は、アメックスからの連絡待ちの状態となっています。無事に換金が出来たら、またこちらに記事をUPさせていただきますね。

私の記事を読んで、「はっ！」とした方がいたら、ぜひ使い残したトラベラーズチェックがないか確認してみてくださいね。そして、もしもまだあったとしても心配ご無用！お金は還ってきます！