はじめに
あなたが突然倒れたら。
あるいは、明日もし命を落としたら。
そのとき、日本にいる家族はすぐに動けますか?
今住んでいる国の手続き、きちんと家族に伝えていますか?
海外で暮らす私たちの“もしも”は、日本にいるよりずっと複雑です。
1.2つの国にまたがる「人」と「資産」
- 日本に両親や兄弟がいて、居住国には配偶者や子どもがいる
- 日本に不動産や銀行口座があるが、今の居住国でも資産を築いている
日本と海外、両方で相続や名義変更の手続きが必要になるケースが多いのです。
2.言葉・制度・文化の壁
- 海外では(一般的に)遺言書がないと何かと手続きが長引く
- 外国語で書かれた書類や制度を、日本の家族が理解するのは難しい
ただし、現地に家族(配偶者や子ども)がいれば、手続きを代行してもらえることも多く、問題はそこまで深刻にならないこともあります。
しかし、もしあなたが「おひとり様(独身・子どもなし)」だったら——
- 誰が動いてくれる?
- 誰が英語で役所や病院に連絡する?
- 遺体の引き取りや家の片付けは?
家族が遠く離れている、またはそもそもいない場合、すべてが“自分ごと”になります。
3.「私には関係ない」と後回しにしがち
- 健康だし、まだ若いから…
- 海外生活の忙しさでつい忘れる
- 「帰国したときに考えればいいや」と思っているうちに、何年も過ぎてしまう
でも“その日”は、いつ来るかわかりません。
4.今すぐできる対策とは?
✔ 海外にいるからこそ、「見える化」と「事前共有」が大切
- パスワードや口座、保険などの一覧を1つにまとめておく
- エンディングノートを使って「日本と現地、両方に必要なこと」を整理する
- 信頼できる人に緊急連絡先や書類の場所を伝えておく
- 遺言書や委任状を現地の法制度に合った形で用意する
まとめ
海外在住の私たちは、
日本で暮らす人より“2倍大変”な終活と相続の現実に直面します。
でも今、少しだけ手を動かしておくことで、
その“2倍の大変さ”は、“半分以下”に減らすことができます。
行動の第一歩
まずは「自分がどんな資産・手続き・家族関係を持っているか」を書き出してみませんか?
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