「バンクーバーの朝日」野球チーム

皆さんは、「バンクーバーの朝日」という映画をご覧になったことはありますか?1914年から1941年までバンクーバーに実在した日系人で構成された朝日野球チームを題材にし、映画は2014年に妻夫木聡さんが主演されました。

目次

朝日軍の歴史

このチームは、日本人の得意とする、「技」「小回りの良さ(スピード)」「(バントなどの)頭脳プレー」で、人気を博しました。差別が根強くある時代に、このチームのフェアプレイはバンクーバーの地において日系以外のファンも魅了したが、1941年の日本軍の真珠湾攻撃を機に、チームは解散を余技なくされました。

残念ながら、その後同じメンバーで2度とチームとして復活することはなかったが、2003年カナダ野球殿堂入りを果たしています。更に2005年BCスポーツ殿堂入り。2014年には新朝日軍として新たに創立され、我が家の息子たちも所属させてもらっています。

このチームは、別名「朝日軍」とも呼ばれており、今のチームは「新・朝日軍」と呼ばれることもあります。

元祖「朝日チーム」の上西ケイさんの100歳を祝う

そんな歴史ある朝日チームに所属していた、上西ケイ(Kaye Kaminishi)さんの100歳を祝う誕生日会に出席してきました。

本来なら1月11日の誕生日にお祝いしたかったのですが、オミクロン株が猛威を奮っていた時期で大勢の集まりが禁止されていたため、ずっと延期されていました。

テレビの取材もきてました。

誕生日会は盛大に和やかに

ケイさんは朝日チームのレジェンドと呼ばれる存在。そのケイさんのめでたい100歳ということで、ご家族や関係者、日本総領事、その他たくさんの人がお祝いに駆けつけました。(歌のパフォーマンスもあり)

100をかたどった、きれいなケーキ

朝日チームのMr. Legend

少しだけご本人と息子さんとお話させていただく時間があったのですが、お2人ともとても気さくで優しく、私の日本語アクセントの強い英語にも、にこにこしながら耳を傾けてくれました。

100歳でまだ矍鑠(かくしゃく)とされていて、ご自分の足で歩かれ、お話もできるって本当にすごいことだと思います。自分がもし100歳まで長生きできたとしても、ボケていない自信が正直ありません。また100歳になっていたら自分の足で歩けない、自由に動けない可能性もあるわけです。

子供たちに野球の素晴らしさと、朝日チームに受け継がれる尊く、気高い精神を今も伝えてくれるMr. Legendに、尊敬と感謝の気持ちでいっぱいです。

2023年日本遠征チーム

2023年の3月に向け、日本遠征チームが結成され、その1員にうちの長男が選ばれました。2年ごと(奇数の年)に結成される遠征チームですが、2021年はあいにくコロナの影響で行くことが叶いませんでした。来年行けると信じて、長男を始め、遠征チームメンバーは練習やファンドレイジングをがんばっています。

レジェンドを囲んで、現役プレイヤーたち(本日の参加者のみ)との記念撮影

日系センターとミュージアム

誕生日会が行われたのは、バンクーバーの隣にあるバーナビー市にある、Nikkei National Museum & Cultural Centre(通称、日系センター)。そこにはミュージアムが併設されていて、今回、初めて足を踏み入れてみました。

朝日チームは、切手にもなりました!

朝日グッズ

ミュージアムではレジェンドの限定Tシャツが売られていたため、1枚購入させてもらいました。その他にも朝日のロゴ入りバッチを購入(写真なし)

このTシャツは100枚限定だそうで、証明書が付いてきました。布バッグは誕生日会の最後にお土産にいただいたもので、おそらく非売品。

おまけ写真とテレビに映ったお話

ものすごく凝ったバルーンアート
こんなインパクトのあるファッションで
参加してくれたカナダ人もいました!

この日の夕方のCTVニュースで、「Vancouver baseball legend celebrates 100th birthday」というタイトルで、この誕生日会の模様が放映されました。私がイエーイ!と言っている後ろ姿(←ニュースの1番最初に出た)と、息子たち2人もそれぞれちょこっとずつですが、映りました。オンラインでいつまで観れるかわかりませんが、興味のある人は検索してみてね~。

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